面接に全力でぶつかるために

いちいちクヨクヨすんな

言うまでもなく面接では最高の状態でぶつかって行きたい。だからこそ朝ごはんはしっかり取るべきだし、出来ることなら睡眠時間も確保しておきたい。就活は多くの企業を回らなければならないため肉体的に疲弊することは必至だからこそ守っておきたい。
しかし、就活において問題になり大事なことは肉体的な健康よりも精神的な健康だ。繰り返しになるがお祈りメールを頂いても落ち込むことはない。と言うより精神的にまいっているとそれが面接でも出て面接官に悪い印象を与えてしまい受かるところにも受からなくなる。そして負のスパイラルにハマりかねない。
とりあえず、どんな糞ブラックでもどんな選考段階でも通過したら素直にそして大げさに喜ぼう、どんな選考でも100%通るということはあり得ない、そもそも、もし100%通過できるなら選考をする意味は無い。どんな選考でも通過できたらお前はその時点で「選ばれた人間」だ、その段階で落ちる人間だっていくらでもいる。逆に言えばどの段階でも全力でぶつかっていくべきだ、常に落ちる可能性はあるわけだから。

ふと思い出して検索したら見つかって懐かしかったんで貼っておく。お祈りは(反省後は)気楽に受け止めて、通過はこのくらい喜ぼう。特にこの時期はお祈りメールをもらいまくって死ぬかと思ってたからなぁ。

お祈りメールを貰ったらその企業の事は忘れろ、反省はするべきだが後悔はするべきではない。既に目障りだからエントリーも解除するべきだし、なんだったら資料を処分しても構わない。どうせそんなものはケツを拭く紙にもなりゃあしない。どうしても愛着がある企業なら将来株でも買うことを夢見て今は就活を頑張ろう、俺は任天堂に二回(学部と院で両方受けた)落とされたが別に嫌っちゃいないし資料も残してる、そして目標を社員から株主に切り替えた。
よく「書類ですら落とされた」「最終なのに落とされた」と嘆く人がいるがどの段階で祈られても等しく落ち込むことはない。そこにある違いは反省に使える材料の数だけだ。もし両方とも言った人がいるならそいつはどの段階で祈られれば落ち込まないのか、いつも疑問に思う。
また周りが早期に内定が出ても落ち込むことはない、最後に勝てば良いのだから。
とは言えお祈りメールを何回も貰ったり周りに内定者がいるとやはりつらい。てか自分だって死ぬほど辛かった時期があった。だからこそストレス解消法はなるべく早めに確立しておきたい(なるべくお金と時間がかからないものが好ましい)。

詳しく説明はしない、話題をばら撒け

ESを書く際にネタに困る人達がいる。だが人生20年以上生きてきてネタが全くないと言うことはあり得ない。書けない人たちは恐らく「書いてもいいネタ」を考えたり複数のネタが有るなら「無理にでもつなげようとする」から書けないのだろう。絶対にやってはいけないネタなんて限られている。別に「技術不問、文系でもおk、人物評価」みたいなシステム会社でプログラミング経験を語ってもマイナスにはならないし、院生が勉強以外をPRしたっていい(でも最低限は話せるようになっとけよ)、そして学部生だってあまり評価されないと言う勉強のことについて話したって全然構わない。オタクPRだって創作する側だったら立派なことだと思うぞ(消費側だったらちょっと....PRする方法が分からない)。さらに別に複数のネタがあってそれらに一貫性がなくても何の問題もない。様々な面があるのが人間なのだから。
だから俺は書くのに困っている人たちには複数のネタを出来るだけ展開していく話題のバラまきPRをおすすめしている。
実際にバラマキには以下のメリットが有る。

  • ネタをいくつでも使えるので自己PRが書けなくて困ることはありえない
  • どんな企業に対しても書けるのでどんな企業でも受けることが出来る
  • ネタが多ければ多いほど相手が食いつく確率は高くなっていく

これが何よりのポイント。昨日の記事のように何がウケるかは実際にやってみないと分からない。そして面接官だって様々な人間がいるし本当にどのネタが功を奏するかは分かるわけがない。そもそも興味のないネタをひたすら聞かされるのは苦痛でしか無いし飽きるはずだ。しかし、様々なネタを展開すれば相手は飽きないし興味のあるネタを向こうが勝手に選択してくれる。この選択肢は多ければ多いほど有利に決まっている。

  • 反省でどれがウケたかがすぐに分かる

話題をばらまいていて相手がそれについて質問してきたと言うことはつまりそれに興味を持ったということに他ならないので次回はもっとそれについて話せばいいという反省と改善に簡単につなげることが出来る。逆に予想外の事を聞かれても反省でPRポイントに変えて次に使える。

  • 差別化が容易

一つのネタだと他の就活生とかぶる確率が高い。しかし、複数のネタを用意すれば一箇所のネタがかぶったとしても他のPRポイントで差別化を図れる。簡単に言うと理系就活生が研究のことについてしか話さなくて研究内容がウケなければ単なる貧弱なガリ勉野郎で終わりだがこれにスポーツの話題などを付与することで文武両道の人間として評価されるようになる。逆に体育大学の人たちにはスポーツを出したところでその分野では勝ち目がないが勉強の領域では勝てる。つまり他の就活生に1つの領域で負けていても他のネタで逆転を図ることも可能になる。


勿論ネタをばらまくとは言っても単なる箇条書きでは興味を持ちようがない、興味を持ちそうなキャッチコピーや表現を考えろ。このへんは練習あるのみだ。何?それでもネタがない?よろしいならばインタビューだ。
そしてESを埋めるのが容易になったら次はトラップをしかけよう

謙遜するくらいなら嘘を考えろ

日本人の悪いクセの一つとして謙遜しすぎる事がある。以前の後輩の話もあるが、単純に評価された事はそのままにすればいい。これは面接官相手でも変わらない、ESから勝手に良い方に勘違いする場合だってある。例えば俺の場合は研究室でぶっちぎりのドベだったっていうのにバイト先をはじめとして理系院生というだけで頭がいいと思われた。勿論日常生活では謙遜はいくらでもするべきだろうが面接では話は変わってくる。折角向こうが良い方に勘違いしたならそれに対して謙遜をしてぶち壊す必要はない。その誤解はそのままにして最大限に利用してやればいい。そのための嘘は考えておいた方がいい。これを守りの嘘と名付けることにした。(攻めの嘘は就活生の中で流行ってる、話を盛ったり有りもしない行動をでっち上げるやつ)
攻めの嘘よりも守りの嘘のほうが有効だと思われる。何故なら攻めの嘘はあまりにも大きなことを言うと嘘だと疑われるが守りの嘘ならば向こうは先入観で見てるわけだから基本的に疑わない筈だ。

飛び道具は使っていい。だが一言断れ

面接は基本的にはお行儀よく手はお膝において口頭だけで行うものだがそれ以外をやっても構わない。それ以外をしてPRする方法もいくらでもある。
研究についての簡単なパワポ資料(本当に簡単な資料、文章は入れてはいけない)を説明に使ってもいいし最新のその企業のニュースを印刷してそれを出しながら最後に質問をしてもいい(これらは実際、内定先の最終面接で使用)し、ホワイトボードがある部屋なら研究説明でホワイトボードを使っても構わない。
勿論それ以外にも出来るような事を思いついたらどんどん実行した方がいい。例えば研究室の同期に手品がすごくて大会でも入賞するレベルにうまい奴居るんだが、彼は就活中に一回も手品を披露しなかったそうだ。俺が面接官だったらそれを見たいと思うしやったらウけると思うんだがな、少なくとも俺がそんな腕を持ってたら真っ先にやってた。....まぁ彼はそんなことしなくても内定を取れるか。俺と違って普通に成績の方も優秀だしな。あと、学部時代の合唱関係の団体に所属していた友人は内定先の最終面接で歌を披露したそうだ。
こういったやり方は就活でも参考にした就活のバカヤローでも「一発芸は宴会でやれ」、「人事担当者が反応に困ると言っている」と叩かれている。しかし、個人的な意見としてはやる前に一言断れば何も問題が無いと思う。この本を見る限りどうも断りもせず無理やり始めているようにみえる。だからこういった飛び道具は一言断ってから実行しよう。もし「だめだ」とか「要らない」と言われればやめておけばいいし、「どうぞ」と言われればやればいい、むしろこちらが何も言わなくても向こうが求めてきたらやらなくてはいけない。相手がゴーサインを出してるのだからそれは痛い就活生でも何でもない。実際に自分の場合も資料を出す時は毎回断っていた。あと時間が限られている集団面接ではおすすめしない。そして断られる可能性はあるわけだから飛び道具に頼りすぎてはいけない。断られた時の対処法も考えておこう。

最後はお前が決めろ

勿論様々な人達にESの添削や面接の練習をしていただくことは大切だ。しかし、どんな人間でも、そう仮に親だったとしてもお前を100%完璧に理解することなんで出来ないし面接で100%ウケが良い受け答えは存在しないし絶対に正しいアドバイスが出来る全知全能の人間なんて存在するわけがない。
だから、そこで頂いたアドバイス全てを受け入れる必要はない。勿論協力して頂いたことには感謝をするべきだが義理を通して落選してしまっては何の意味もない、アドバイスをくれた方も責任を取ってくれるわけがない。そして人のアドバイスで死ぬくらいなら自分で決めた選択で死ぬのほうが気持ちがいいってものだ。自分がどうしてもやりたくない受け答え等はやる必要はない、「やりたい、良い」と思ったアドバイスだけを受け入れて使っていこう。一番大事なのは自分のことが楽しく相手に伝わることなのだから。あくまでもアドバイスは参考にとどめるべきだ。
もしこのような反論をしたら口論になるかもしれない、それを避けたいなら反論をせず本番で使わないでおけばいい、どうせそいつは面接会場にはいなくて自分しか何を話したかは分からないからアドバイス通りにやらなくたってバレやしない。
実際、俺も参考にした本はあったけれども全てを実践したわけでも受け入れたわけでもない。前述した一発芸のとことかもその一つ。そして何よりも就活の相談した人ほとんど(親、研究室の同期、部活の(元)同期、後輩、先輩、就職課)だけではなく日経新聞の記事にさえもダイエットPRを笑われたり止められてきたが俺は全ての面接で使ってきた。
勿論ここに書いてあることだっていくらでも無視して構わない。だけど反省だけは続けて欲しい、本当にそれをやらなければ死ねるから。実際にダイエットPRも反省の結果、ウケてた場合が多かったと言う結論に至ったので使い続ける事が出来た。

次回予告「質と量はトレードオフ。就活を知らない奴や無責任なハウツー本は大体これを考えない」。この節についてもっと書きたくなってきたので書く。多分この節自体がその記事に移る。

おまけ

お祈りメールの対処法リスト
http://world-journal.hatenablog.com/entry/2013/11/02/085541