果たして〜は就活に有利なのだろうか

今回のデータは完全に独断と偏見になるでしょう(え、これまでもだって?)。よく〜は有利って言われますがそれについて書こうと思います。あと基本理系院生びいきに見えるかもしれないけどなるべくニュートラルに自己インタビューで得た情報を基に客観的な意見を書いたつもりです。

理系vs文系

よく言われる比較です。
理系:
長所
推薦有り 頭よさそう 専攻を志望に繋げやすい(特に今の時代情報系はどこも欲しがる) 絶対数が少ない 筆記試験の非言語は得意 研究を面接で高確率で聞かれる話題として標準装備 理系(及び専攻)オンリーイベントの存在

短所
自由な時間が短い 「服装に気を使わなくて空気を読めない不健康でコミュ障オタク」なイメージがある 就活本に理系向けが少ない 



文系:
長所
自由な時間が長い コミュ力が高そう 就活本は基本的に文系向けが多い

短所
推薦無 絶対数が多い 専攻が志望につながりにくい、若しくは専攻通りの求人が少ない 筆記試験の非言語が苦手


とまあこんな感じか。ザッと見ても分かるようにどちらかと言うと理系の方が有利かもしれない。だけれども文系だって筆記試験の対策をやりまくれば理系を超えることだって不可能じゃない。また、文系と同じ企業の同じ部署を受けたとしたら当然同じ条件で評価されることになる。特に面接では上記のような負のイメージがある理系とくらべて文系の方が有利だろう。実際に文系も可のSEだったら情報系が負けることだって少しも珍しくはない。と言うか何回フルボッコにされたか分からない。


だから理系は自分の専攻を活かしてなるべく分母が少ないところを受ければ有利になる。文系だって自由な時間が理系に比べれば長いはずなのでそれを活かせば当然有利になっていく。

あと推薦は言うほどは有利にならないがOB/OGさんと知り合えるのが非常に大きい。自分も何回面接練習をしていただいたことか。

体育会系

長所:

俺どちらかってーとガチ体育会は好かないけど体力と精神力は絶対にすごいと思う。

短所:
脳筋馬鹿なイメージ

院生

長所:
院生限定求人もある 専攻にあった求人なら絶対有利 頭がよさそう 一度就活の大変さを見てきた 文系だって研究PRが可能

短所:
専門外だと学問に染まりきってない学部有利 専門外はまるでできなさそう 院生向けのサービスが少ない 中小過ぎると向こうが辞退を疑い出す

TOEICや各種資格

はっきり言って、就活のためだけに取ろうと考えてるなら今すぐやめた方がいい。何故なら楽しくないし面接で動機を聞かれた時に答えにくい。また、その企業に必要とされていない資格なら何の役にも立たない。以上の理由から時間対効果が最悪だ
取るならば自分の専攻や研究に近いものを取った方がいい。それならば就活以外にも使えるし実に有意義だ。
また今流行りのTOEICだってあまり効果があるとは思えない。勿論英語が大好きだったり帰国子女だったり留学生だったりどうしても受けたい企業の入社条件がTOEICのスコアだったりする(IBMとか楽天)ならどんどん受けて英語力をPRするべき。しかし、TOEICは他の資格と違って点数で表現される。故にどうしても相対評価になる。つまりTOEICのスコアを書くと言うことは英語力で帰国子女や留学生とガチンコ勝負をすることになる。どう考えたところで勝ち目がない。勿論点数を上げてその過程をPRする手だってあるけれどそれをするくらいだったら他の資格を取ったほうが早い。あと、TOEICを頑張っておいて「海外行きたくなーい」とか言ってるやつはマジで訳が分からない。え、じゃあお前何のためにTOEICやったの?って俺でさえ思う。

コネ

言うまでもない。先輩とのパイプがあれば企業研究だって楽になるしESの添削や面接の練習だってしてくださる。そして相手が重役だったり採用担当だった日にゃあ....

最後に

とりあえず〜が有利と言うのは恐らく事実だろう。だからといってあきらめたりひがんだりしては何の意味もない。自分の持っているカードで最大の勝負をすることだけを考えるべきだ。新しくカードを作るくらいだったら今あるカードの使い方を考えるほうが実に時間がかからない、就活は時間との勝負であるということを忘れてはならない。
ところでここに書いたことは基本的にイメージだ。だから「コミュ力が高い理系や院生」「理系科目も得意で勉強が出来る文系や体育会系」といったように短所の部分をひっくり返す事さえ出来ればそれだけで有利になる。